「ちょっとの刺激ですぐに肌荒れが起こる…。」
「スキンケアをしているはずなのに効果を実感できない…。」
などと、敏感な肌質にお悩みの方はいませんか?
そのような悩みは、敏感肌について詳しく知ることで解決できるかもしれません。
そこで今回は、
- 敏感肌の特徴と原因
- 敏感肌の方必見!スキンケアのポイント
- 敏感肌が避けるべき成分
などをわかりやすくていねいに解説していきますよ。
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男性の敏感肌とは?敏感肌の特徴や症状
まずは、「そもそも敏感肌とは何なのか」について解説していきます。
敏感肌とは、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からなる肌のうち、一番外側にある表皮の中でもさらに外側にある「角質層」という層の成分バランスが乱れている肌のこと。
本来角質層や皮膚の表面には、皮脂やNMF(天然保湿因子)などの肌を守るバリア機能があるのですが、角質層の成分バランスが乱れていると、バリア機能が弱まっていき敏感肌が引き起こされるんです。
敏感肌の症状
次に、敏感肌の特徴と症状について紹介してきます。
敏感肌の特徴や症状は大きく分けて3つあり、
- 少しの刺激で肌がピリピリしたり、赤くなる
- 肌全体がカサカサしやすい
- ニキビができやすい
などが挙げられます。
また、勘違いしやすいのは、敏感肌は顔だけではなく全身であるということ。
例えば、「かかとがひび割れてる」や「頭皮からフケがよく出る」なども敏感肌の特徴です。
男性の敏感肌とは?敏感肌になる3つの原因
この章では、気になる敏感肌の原因について、
・乾燥
・加齢
・間違ったスキンケア
の3つの項目に分けてくわしく解説していきます。
原因を正確に理解することは肌質改善につながるので、しっかりチェックしましょうね。
それでは順番に見ていきましょう。
敏感肌の原因①:乾燥
まずは「乾燥」による原因についてです。
敏感肌になる原因のなかでもっとも多いのが乾燥によるもので、
・秋の終わりや冬場に大気が乾燥している
・夏の冷房や冬の暖房による室内の乾燥
・ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整えるビタミンB群の不足
など、さまざまな要因があります。
こうした肌の乾燥を防ぐには、「エアコンをつけるときには加湿器も同時につける」であったり、「バランスの良い食事、適切な睡眠をとる」などといったことを意識して生活するのが効果的ですよ。
敏感肌の原因②:加齢
次に「加齢」による原因について。
人間の肌は年齢を重ねることによって、どんどん肌の表皮や真皮が薄くなっていきます。
そのため、肌のハリを支える成分である「コラーゲン」や、紫外線からのダメージを軽減する「メラニン細胞」などが減少していき、年齢を重ねると敏感肌になりやすくなってしまうんです。
紫外線が与える肌へのダメージはとても大きいため、敏感肌の方はとくに日焼け止めを塗る習慣をつけておきましょうね。
敏感肌の原因③:間違ったスキンケア
最後に「間違ったスキンケア」による原因について。
間違ったスキンケアを続けていると肌へのダメージが蓄積されて、治りにくい肌荒れやひどいニキビなどができやすくなります。
化粧水を使うタイミングが悪い
昼や夕方など、肌が清潔ではない状態で化粧水を使うと菌が繁殖しやすくなり逆効果になってしまうため、洗顔や入浴直後などの清潔な状態で使うのが理想です。
ゴシゴシ洗顔をする
ゴシゴシこするように洗顔をすると角質層を傷め、乾燥につながるだけでなくシミやシワなどの肌トラブルにもつながります。
日焼け止めを塗らない
先ほども説明した通り、紫外線から肌へのダメージは大きいです。また、夏の日差しが強い日だけではなく冬やくもりの日でも紫外線は降り注いでいるため、外出時には日焼け止めを塗るようにしましょう。
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敏感肌のメンズは要注意!気をつけるスキンケアのポイント
ここでは、敏感肌の男性が気をつけるべきスキンケアのポイントを5つ紹介していきます。
どれも敏感肌に直結してしまうことなので、ぜひ覚えてくださいね。
それではさっそく見ていきましょう。
髭剃りは電動シェーバーを使うこと
男性の毎日の習慣であるシェービングですが、実は想像以上に肌へのダメージがあるんです。
少しでもダメージを減らすためには、T字カミソリを使っている人は電動シェーバーに変えるのがおすすめです。
というのも、T字カミソリは刃がむき出しになっており、肌へのダメージが多いことや出血のリスクもあるため。
反対に電動シェーバーは、肌への負担が少なく、深剃りする危険もないので、敏感肌の方にはとくにおすすめなんです。
また、シェービング後は専用の化粧水である「アフターシェーブローション」を使ったケアをするのもおすすめですよ。
洗顔はぬるま湯で行うこと
洗顔というと、入浴のついでにする人も多いと思いますが、42度を超える高温のお湯で洗顔をすると、顔のバリアとして必要な皮脂まで流れ落ちてしまい、乾燥の原因になってしまうんです。
そのため、38度前後のぬるま湯で洗顔することを心がけましょう。
また、洗顔をする際にはたっぷりの泡でやさしく包むように洗うことで、肌への刺激が少なくなりますよ。
洗顔・化粧水・乳液は低刺激性を選ぶこと
画像:HOLOBELL
洗顔料や化粧水、乳液を選ぶ際のポイントは、肌への刺激が少ないものを選ぶことです。
男性用の洗顔料によくあるメントール配合のアイテムは、スーッとした洗いあがりで気持ち良いですが、肌には刺激が強く、乾燥を招いてしまう危険性も。
また、化粧水や乳液には成分同士を溶かす作用のある「アルコール」や防腐剤としての効果がある「パラベン」などがよく配合されていますが、どちらも実は肌に良いものではないんです。
そのため、洗顔料や化粧水、乳液を選ぶ際には、「アルコールフリー」「パラベンフリー」「無香料」「無着色」などの表記がある、肌に優しいアイテムを選ぶようにしましょう。
洗顔料は皮脂を取り過ぎないこと
画像:バルクオム
洗顔料には、顔の汚れを落とすための洗浄成分として、「合成界面活性剤」か「脂肪酸石けん」のどちらかが配合されていることが多いです。
敏感肌の方は、汚れをしっかり落としつつ、うるおいもキープできる「脂肪酸石けん」が配合された洗顔料を選ぶと良いでしょう。
しかし脂肪酸石けんの中には、「ラウリン酸」などの洗浄力が高すぎるものもあるため、選ぶ際にはパッケージの裏をよくチェックするようにしましょうね。
保湿力の高い化粧水や乳液を選ぶこと
画像:ミノンメン
化粧水や乳液を使う主な目的は保湿なので、保湿力が高いアイテムを選ぶようにしましょう。
具体的には、3大保湿成分と呼ばれる「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」が配合されたアイテムや、NMF(天然保湿因子)というヒトの肌に最初から備わっている保湿機能にアプローチする「アミノ酸」などが配合されたアイテムを選ぶのがおすすめです。
また、値段だけを見て安いアイテム購入すると、保湿成分がまともに配合されておらず効果を実感できなかったりするので、結果的にお金の無駄になってしまいます。
刺激の強い成分は避けるべき!敏感肌の男性が注意したい成分一覧
ここでは、敏感肌の方が避けたい成分について紹介していきます。
敏感肌は成分に気を付けるだけで肌悩みがなくなったりもするので、自分が使っているアイテムと見比べながらチェックしてみてください。
それでは順番に見ていきましょう。
アルコールやエタノール
アルコールやエタノールは、蒸発する際に肌内部の水分まで持って行ってしまい、肌の乾燥を招いてしまい、結果的に敏感肌を引き起こします。
成分同士を混ぜるために化粧水によく含まれているので、敏感肌の方は要注意です。
シリコン油
シリコン油には以下のようなさまざまな種類があります。
- メチコン
- ジメチコン
- アモジメチコン
- シクロメチコン
シリコン油には撥水性があり、毛穴を塞いでしまい皮脂汚れが溜まったり、肌トラブルにつながってしまうんです。
「○○コン」という成分名がシリコン油なので、アイテムを選ぶ際の参考にしてくださいね。
合成香料
合成香料とは、化学的に作られた香りづけのための成分で、3,000種類以上存在するといわれています。
その3,000種類のなかで1,000種類余りが専門家によって何らかの有害性があることが認められています。
日本国内ではこれといって目立った事件などはありませんが、避けておくのに越したことはないでしょう。
石油系合成界面活性剤
水と油を混ぜるために使用される「石油系界面活性剤」は、肌への浸透力が高く、肌内部のバリア機能を低下させる可能性があるんです。
洗顔料やシャンプーに含まれていることが多いので、気をつけましょう。
グリセリン
グリセリンは、化粧水や乳液に良く含まれている優秀な保湿成分です。
しかし中には、グリセリンが配合されていることによってニキビの原因菌である「アクネ菌」が繁殖しやすくなり、ニキビが悪化したり治りにくくなったりすることもあるようです。
ニキビ悩みが消えない方は、グリセリンが配合されていない化粧水や乳液に変えてみるといいかもしれませんよ。
まとめ
今回は敏感肌の原因や気を付けるべきスキンケアのポイントなどを解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、敏感肌の原因と気をつけるべき成分をまとめます。
◇敏感肌の原因
- 大気やエアコンによる乾燥
- 加齢による肌内部のはたらきの低下
- 間違ったスキンケアを継続することによるダメージ
◇敏感肌が注意する成分
- アルコール(エタノール)
- シリコン油
- 合成香料
- 石油系界面活性剤
- グリセリン
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